アノマリー投資ハロウィン効果の勝敗分析10年分検証 

投資には多くの格言やアノマリーがあります。将来を予想するのは難しい。
そんな時、参考にしてみたいのが「アノマリー」
秋の有名なアノマリーといえば「ハロウィン効果」。このアノマリーにしたがって取引すると、本当に儲かるのか。その勝率を10年分検証してみました。

 

アノマリーってなに?

 

根拠はないけどよく当たる株式相場における経験則 の事

おばあちゃんの知恵袋的な感じでしょうか。

 

秋の有名なアノマリー2つ

1.9月~10月の株安

 

9月から10月は世界的に株安となりやすい時期。というアノマリー

 

10月の大暴落で有名なもの
ブラックマンデー :1987年10月19日

リーマンショック :2008年10月28日場中に最安値6,994.9円を付けました。

(リーマンブラザース経営破綻は9月15日)

10月は株が安いと言っても10月4日は要注意です。
10月4日は「投資の日」と言って、株価が上がりやすい傾向にあります。

 

2.ハロウィン効果

 

「10月末のハロウィン期間に株式を購入し、翌年の春まで保有して売却すれば効果的に収益を上げることができる」というアノマリー

10月末のハロウィンを起点に株価は反発し上昇トレンドになるというアノマリーです。

このハロウィン効果の犯人はヘッジファンドの決算が関連しているという説があります。

 

ハロウィン効果を受けて売却時期のアノマリー

セルインメイ 5月は売れ

 

「5月を起点として、株価は下落トレンドになる」というアノマリー。

気になるのはアノマリーにしたがって、

「10月に買って翌年5月に売却するれば儲かるのか」という事

 

ハロウィン効果のパフォーマンスについては

過去20年間の日本株式の株価の傾向を見ると、10月末に買って、その半年後の4月末に売却した場合は、他の月に買った場合よりもパフォーマンスが優れている傾向にありました。
2014年10月21日の日興アセットマネジメントの記事より

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10年分の日経平均株価でハロウィン効果アノマリーを検証

 

2008年からの10年間を検証してみます。

個別株で検証するのは大変なので、日経平均株価で検証します。

10月末日の始値から翌年5月初日の終値を引いてどれくらいのパフォーマンスがあるか表にしました。

 

A 10月末日始値 B 5月初日終値  B-A
2008年 8959.22 2009年  8977.37 19.15
2009年 10006.84 2010年  10695.69 688.85
2010年 9436.01 2011年  9691.84 255.83
2011年 9059.04 2012年  9350.95 291.91
2012年 8941.82 2013年  13694.04 4752.22
2013年 14288.72 2014年  14033.45 -255.27
2014年 15596.5 2015年  19531.63 3935.13
2015年 18924.31 2016年  16216.03 -2708.28
2016年 18924.31 2017年  19445.7 2084.81
2017年 21897.29 2018年  22508.03 611.04

 

2つのアノマリーに従って売買すると、負けたのはなんと2013年と2015年の2回だけ。

10年間で8勝2敗

という結果になりました。

 

実は、このブログ「リッチLab」を始める元となった「リッチままん」というブログがあります。(今でも更新しています。)「リッチままん」で2017年10月25日にハロウィン効果を検証する記事を書きました。

株のアノマリー「ハロウィン効果」を10年分検証してみた結果

その記事を書いた2017年の10月は特別な月でした。

 

2017年10月の日経平均株価の動きは

2017年10月21日の段階で日経平均株価が大引けで14連騰し、56年9か月ぶりに最長連騰記録に並んだ後

2017年10月24日まで16連騰しました。

2017年9月-10月日経平均株価チャート

2017年9月-10月日経平均チャート

 

これだけ勢いのある相場だったので、ハロウィン効果のアノマリーが通用しない年度になる可能性があったのですが…
結果は連騰した2017年もハロウィン効果のアノマリーは通用する年でした。驚きました。

2017年から2018年にかけてもプラスの結果がでたこの「ハロウィン効果」のアノマリーは信頼しても良いのかなという気になりました。

10月末に購入して翌年春に売却するとパフォーマンスがよいとされるアノマリー
半年周期で勝負するなら参考となるアノマリーなのではないでしょうか。

まとめ

はっきりした理由や根拠があるわけでは無いけど、なぜか当たるアノマリー。

相場は先が見えないものだからこそ合理性だけでは説明できない動きがあるのかもしれませんね。

10月末に良い株が購入できるように、夏枯れの今のうちにしっかり銘柄選定をしていきたいと思います。